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韓国軍、延坪島で射撃訓練=北朝鮮の動きなし

韓国軍は20日午後、11月に北朝鮮による砲撃を受けた延坪島と周辺海域で射撃訓練を実施した。
北朝鮮が訓練に反発し、武力的対抗措置を警告していたため、軍事衝突の再発が懸念されたが、これまでのところ特異な動きは伝えられていない。
韓国側は北朝鮮が今後、海上に加えて、朝鮮半島本土の軍事境界線付近などでも新たな挑発を仕掛ける可能性もあるとみて、警戒態勢を強めている。
 李明博大統領は「軍事的に対峙(たいじ)している分断国家が、領土防衛のために軍事訓練をするのは当然のことだ」と強調した。
 訓練は午後2時半から約1時間半、実施され、延坪島駐留部隊が島の南西沖海域に向けてK9自走砲や105ミリけん引砲で砲撃を行った。
北朝鮮による11月23日の砲撃のために中断された射撃訓練でやり残した分を実施したといい、通常よりも小規模な訓練にとどまった。
 報道によると、北朝鮮の挑発に備え、付近には空軍のF15K戦闘機のほか海軍のイージス駆逐艦「世宗大王」など約10隻の艦艇も待機。
米軍などで構成される国連軍の関係者も立ち会った。
 訓練海域は韓国側が黄海の南北軍事境界線と定める北方限界線(NLL)に近く、北朝鮮が自らの領海と主張する延坪島沖。
北朝鮮側は訓練を行えば「11月(の砲撃)よりも深刻な状況になる」と再三警告してきた。
 延坪島では20日午前に避難命令が出され、住民らは防空壕(ごう)に退避した。統一省は安全上の理由から、この日の北朝鮮・開城工業団地への訪問を禁止した。




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