2ntブログ

取り戻した誇り=PK戦、流れ呼ぶ-川島・アジア杯サッカー

 勝利を決める4人目のキックを成功させた今野が、一目散に抱きついたのがGK川島だった。宿敵韓国とのPK戦決着。歓喜の中心に日本の守護神がいた。
 先蹴りの一番手で本田圭が豪快にゴール右上隅へ突き刺した後、韓国の1本目。具滋哲が左に狙ったキックを横に飛んで両手ではじき返した。
「1本目を止めれば日本に流れが来ると思っていた」と川島。
 延長戦終了間際に同点とされ、精神的に難しい状況で、PK戦前に仲間を鼓舞したのが川島だった。「自分たちは一つのチーム。戦うしかない」
 「(川島)永嗣さんが止めてくれて、信頼して蹴れた」と言う2人目の岡崎も続くと、川島が連続セーブ。長友は球を浮かせて外したが、韓国は3人目も失敗し、最後が今野だった。
 苦闘続きの日本。
川島もシリア戦で一発退場になり、カタールとの準々決勝では精彩を欠いて2失点した。
信頼が揺らいでもおかしくなかったが、ザッケローニ監督は支え続けた。
「ミスのないGKはいない。ここ数日、彼に(私の)信頼を伝え、試合前も落ち着いてやってくれと話した」
 昨年のW杯決勝トーナメント1回戦、パラグアイ戦ではPK戦で1本も止められず涙した。「厳しい試合を乗り越えてきたから、絶対に勝てる自信がある」。両手で掲げた背番号1のユニホーム。誇りを取り戻し、決勝でもゴールを死守する。

まさに、「死闘」でしたね。日本みごとでした。

関連記事

Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)