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八百長がある限り日本人横綱は誕生しない

●ガチンコ勝負では続けて大勝ちできない

 大相撲の八百長問題が思わぬところに“飛び火”しそうだ。日本人の横綱が出てこないのは、八百長があるからだというのだ。某角界関係者が声を潜めてこう話す。

「中には怪しいのもごく少数いるが、稀勢の里を筆頭に有望視されている日本人の若手力士は皆、ガチンコ勝負です。星の貸し借りなんて縁がない。それは親方衆のほとんどが認めている。言葉を返せばガチンコだからこそ、何場所も大きく勝ち越すことができないともいえるわけです」

 日本人横綱は2003年に引退した貴乃花(現親方)が最後。それから大関に昇格したのはいるが、横綱は皆無だ。その理由としてしばしば言われるのが、

「日本人は外国人力士に比べてハングリーさに欠ける」

「豊かな生活に慣れているから苦労してない。だから根性がない」

 などというものだった。

 たしかにそうした面もないわけではないだろうが、それなら外国人力士だって番付が上がり、三役や上位になれば豊かになるはずだ。ハングリー精神だって薄れる。

 角界にはこんな見方もある。

「白鵬が横綱になって2場所連続で負けたのは稀勢の里だけだ。その間、大関で連勝したのは誰ひとりいない。一度も勝ってないのもいる。単純な比較はできないが、稀勢の里の実力はすでに今の大関にヒケを取らない。いや、上回っているかも知れない」

●4人以外は「シロ」で決着へ

 カド番の大関が判で押したように勝ち越したり、昨年の九州場所がそうだったように、優勝争いが最後までもつれるときは大関陣ではなく、平幕が絡むケースが多い。これも考えてみれば不思議だが、上位陣が上手に番付のバランスを取り、そのバランスを崩そうとする力士には全力で当たって阻止して、自分たちの利益を守っていると考えれば納得がいく。

 11日、相撲協会の特別委員会は日馬富士らと面談。これで計70人の力士を調べたが、千代白鵬ら4人以外に新たに八百長に関与したと判断された者はいないという。残る5力士と最近引退した親方3人を12日に調査するが、結果は同じだ。それ以上追及する気なんてさらさらない。その4人ですら「(14日までに)全容解明は難しい」(弁護士の望月浩一郎委員)という。

 要するに放駒理事長が言ったように「八百長はこれまではなかった」ことにするのである。すでに複数の元力士が実名で証言しているように、協会が本気で調べないだけで八百長は存在した。それでも4人以外全員「シロ」なら、バレなければこれからも八百長をやっていいということになる。

 貴乃花は圧倒的な強さがあったから横綱になれた。八百長がなくならない限り、日本人横綱は誕生しないだろう。

 なぜ、貴乃花は、怪我が多かったのか、そして比較的若くして引退をしたのか・・・
八百長をやってなかったからだよ。彼は、本当の大横綱です。

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