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海老蔵謝罪会見

先月25日早朝、東京・西麻布のカラオケバーで顔などを殴られ、重傷を負った歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)が7日、都内のホテルで記者会見を行った。顔には暴行の痕が残る中、実に1時間半にも及ぶ会見で、これまで元暴走族のリーダー(28)に対して無理やり酒を飲ませたり、暴行を加えた、などと報じられていたことに「自分はあくまでも被害者」と完全否定した。松竹は今回の事態を重く見て、海老蔵に対して無期限謹慎の厳しい処分を下すことを同時に発表した。

 7月末に行われた結婚会見からは一転、場内は異様な雰囲気に包まれた。約100台のカメラから放たれるフラッシュの嵐の中で、海老蔵は舞台の上で見せる“にらみ”からはほど遠い、うつろな目をしていた。青白い顔色で次々と浴びせられる質問に淡々と答えていたが「(相手のリーダーに)暴力を振るったのか」と聞かれた瞬間、表情が一変。目を見開くようにして、真っすぐ前を見据えた。

 「そのようなことは、一切ございません」。自らはあくまでも“被害者”と強調した。隣に座った担当弁護士が「彼は被害者でありまして、逮捕状が出ている男が加害者であることを認識していただきたい」と話した時も、その言葉に納得するかのように小さくうなずいた。
深々と頭を下げ謝罪する海老蔵

 “謝罪会見”としては異例ともいえる、1時間半の質疑応答。それでも、事件の詳細については全くといっていいほど明らかにならなかった。「(事件が起きたとされるカラオケバーのある)11階での記憶はあるのか」「殴られた時の状況はどうだったのか」など、事件の核心に迫るような問いかけには「捜査中のため」「酩酊(めいてい)していて、記憶が定かではないので」と回答を拒んだ。

 その一方で、さらに疑問も深まった。警視庁の事情聴取に対し、リーダーを「知人」と答えていたのが「元々知り合いの方ではございません」と証言を “変更”。また「灰皿にテキーラを入れて飲ませた」「トラブルの発端は海老蔵だった」などの関係者証言に対して、すべてを否定。集まった取材陣には、首をかしげる姿も多々見られた。

 前代未聞の“不祥事”に、松竹は厳しい処分を下した。迫本淳一松竹社長は「市川海老蔵の今後の公演の出演を、期限を定めずに見合わせることにしました」。来年1月に予定されていた公演にとどまらず、無期限の謹慎になることを発表した。関係者によると、処分は松竹が一方的に下したわけではなく、海老蔵側と協議した結果、決定した。

 さらに、今後も問題は山積だ。海老蔵を殴ったとされる、逮捕状が出ている都内在住の26歳の男はいまだ姿を見せていない。また、相手側との証言には大きな食い違いがあることから、8日にも海老蔵は警視庁に再度の事情聴取を受ける予定。男が逮捕され、新たな事実が判明することで、事件が大きく転換してもおかしくない。

ただ、酒飲んで、からまれて殴られただけなら、こんな大騒ぎになってないんだけどね。


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