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ダルを激怒させ、斉藤佑を困惑させた 梨田監督のパフォーマンス

●日本ハム

 このところ内部で波紋を呼んでいるのが日ハム指揮官の「パフォーマンス」である。

 梨田監督は17日、ダルビッシュと斎藤佑の投球を見るため、午前中からブルペンで待機。ダルビッシュの投球を後方から見守った。

 ところが、斎藤がブルペンに入ると、それまでエースを食い入るように見ていた指揮官の視線はそちらへ。やおらジャンパーを脱ぎ捨てて、捕手用ミットを着用。そのまま今キャンプ2度目となる斎藤の捕手を買って出た。

 このパフォーマンスにブルペン周辺に集まっていた数百人の観客は大歓声。両者のキャッチボールが始まるころには、周囲は騒然となった。

 これにキレたのがダルビッシュ。武田久と並んでテンポよく投げていたが、斎藤と梨田監督への歓声が上がるにつれ、集中力が散漫に。ロジンバッグを地面にたたきつけると、怒りをあらわにしながら結局、44球で投球練習を打ち切ってしまったのだ。

「球は走っていたが、気持ちが乗らなかった。(こういうことは)めったにないことです」

 練習後、ダルビッシュは怒りを押し殺すように投球中止の理由を説明した。さすがに名指しこそ避けたが、怒りの原因が梨田監督のパフォーマンスにあったことは火を見るより明らかだ。

 ダルビッシュが怒りをあらわにすれば、斎藤は困惑した。

 この日のブルペンは当初、「20~30球」がメドだった。が、開始時に「キャッチボールで(ブルペン捕手と)交代する」と話していた梨田監督が、そのまま捕手として居座って事情は変わった。

 斎藤はまさか全力で投げるわけにもいかず、複雑な表情を浮かべて軽めに13球。梨田監督がブルペン捕手と交代してようやく、本格的な投げ込みに移行した。結局、予定より約20球多い、計46球を投げる羽目になった。斎藤は「キャッチングしてもらい光栄です」と話したが、このクールのテーマは肩を休めることだ。その表情に笑みはなかった。

 梨田監督といえば、先日も、ブルペンでダルビッシュに足幅を広げるアドバイスを送り、本人から「それじゃ投げられない」と一蹴されたばかり。にもかかわらず、過剰なパフォーマンスを繰り返しては周囲を混乱に陥れている。

 たかが監督のパフォーマンスに影響されるダルビッシュや斎藤も問題だが、指揮官が現場を混乱させてどうするのか。

 そりゃ、ダルビッシュも怒るってば。梨田監督は、パフォーマンスが過ぎる!




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