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国民を侮辱した鳩山の「方便」

自民党　安倍晋三氏の発言

　民主党の鳩山由紀夫前首相が沖縄県の地元紙インタビューで、米軍普天間飛行場の県外移設を断念する理由として、在沖米海兵隊の抑止力の重要性を挙げたことについて、「方便だった」と語っていたことが明らかになった。言語道断。憲政史上、これほど軽く、無責任極まる政治家の発言はないのではないか。

　鳩山氏は首相時代、「最低でも県外」「腹案がある」などと豪語して米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対していた。ところが、昨年５月、「学べば学ぶほど（海兵隊の各部隊が）連携し抑止力を維持していることが分かった」と豹変し、県内移設に舵を切った。

　あの時も、多くの心ある国民は「一国のリーダーが、海兵隊の抑止力すら理解していなかったのか…」とあぜんとしたものだが、今回、それが方便だったことを堂々と認めたわけだ。沖縄県民をはじめ国民を侮辱するだけでなく、わが国の安全保障の基軸である日米関係をさらに傷つける暴言・妄言というしかない。

　民主党はマニフェストもウソだらけだが、幹部たちの発言もまったく信用するに値しない。

　さて、私が会長を務める超党派の議員連盟「創生『日本』」で先日、沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で書類送検され、起訴猶予処分となった一色正春元海上保安官の話を聞く機会があった。

　彼の思いは純粋だった。日本本土から遠く離れた尖閣近海で、一体何が起きているのかを知らせたい。わが国の領土、領海が危なくなっている現状を、多くの国民に伝えなければならない、という一心だった。

　荒れ狂う海で、法律を犯した船に接舷して容疑者を逮捕するには危険が伴う。それでも海上保安官たちは「日本を守る」「領土・領海を守る」「国民を守る」という使命感で任務を遂行している。これは警察官も自衛官も同じだろう。

　一色氏は、中国人船長が不自然な形で釈放されたことで、気持ちが折れた保安官がいるのではないかと憂えていた。

　日本の領土・領海をめぐる危機は去っていない。いつ新たな事件が発生するか分からない。菅直人政権は尖閣事件の対応を真摯に反省し、保安官をはじめ、警察官や自衛官らの士気が向上するよう努めてほしい。

　最後に、菅政権が「衆院３分の２」を確保するため、社民党に接近していることに苦言を呈したい。社民党が求める「普天間移設予算の削除」は日米合意に反するもので、昨年９月の日米首脳会談での合意を反故にするものだ。

　これ以上、日米関係を傷つけてはならない。当面の数合わせではなく、日本のため、国民のために、与えられた大きな責任を果たすべきだ。（自民党衆院議員）

　売国奴の集団、民主党がやることは、こんなもん。
それより、これだけ、正論をたたきだす、安倍さん、なぜ、あんなに早く辞任した？

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