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『ONE PIECE』の勢いが止まらない! 原点回帰の最新巻表紙と人気が盛り返した理由

単行本の累計発行部数が二億部を突破した、尾田栄一郎さんの漫画『ONE PIECE』(以下『OP』)の最新61巻の表紙が話題になっている。

61巻では、「第一部」完結から二年後の世界を舞台にした「第二部 最後の海 新世界編」がスタートする。それに伴い、今巻の表紙絵は第一部の始まりだった1巻と同じ構図になっているのだ。

1 巻で描かれていたのは、初期から登場する主人公のルフィと仲間のゾロ、ナミだけだった。しかし61巻では、その後の冒険で仲間になったウソップ、サンジ、チョッパー、ロビン、フランキー、ブルックの姿が追加されている。連載期間が13年にも及んだ「第一部」のスケールの大きさを感じさせられる表紙絵だ。
■一時は人気低迷もあった? 「11人の超新星」登場から復活し始めた『OP』

『OP』が『週刊少年ジャンプ』内だけでなく、現代日本の漫画界の頂点であるという状況は、ここ10年ほど変わっていない。だが、相対的にみると一時期、やや人気に陰りが見えていた時期があったのだ。

最初は毎週水曜日の夜に放送されていたTVアニメ版『OP』 は、国民的漫画になるにしたがって視聴率も上がっていき、途中で毎週日曜日の夜という、最も視聴される機会の多い「ゴールデンタイム」に放送時間帯が移動した。

「アラバスタ編」で人気最高潮に達した『OP』だが、同じ雑誌に掲載されている『NARUTO』や『BLEACH』といった作品の台頭、また急激な成長がひと段落したためか、相対的に注目度が減退した。アニメも日曜日の朝という「キッズ向け番組」の時間帯へと移動した。



■再注目され始めた「シャボンティ諸島編」

本作が再び熱い注目を浴びるようになったのは、単行本でいうと50巻、「シャボンティ諸島編」が始まってからだ。

主人公であるルフィと同レベルの懸賞金額(強い海賊ほど政府から、高額な懸賞金で指名手配されている)の新キャラが一度に9人も登場、ルフィと仲間のゾロも加えて、「11人の超新星」と作中では表現された。要は「強いヤツ」がうじゃうじゃ現れ始めたのだ。

その後は『OP』本編で積み上げられてきた、膨大な「伏線」(強烈な存在感かつ圧倒的な戦力を持っていながら、今まで出番のあまりなかった実力者たちの存在、など)が一気に機能し始める。

海軍本部の最高戦力「三大将」に、世界の勢力均衡のために政府が認めた海賊「王下七武海」、そして作中では「世界最強の男」である“白ひげ”率いる「白ひげ海賊団」との間で、世界の運命を左右するほどの空前の規模の大戦争が勃発する。その戦争にルフィは兄であるエースを救うため突入していく。

こういった急展開によって『OP』人気は「アラバスタ編」時を遥かに超える規模で復活。単行本が売れまくるだけでなく、各地のテーマパークでのイベント、漫画の宣伝としては異例の規模の新聞広告、尾田さんの製作総指揮による映画の大ヒット、そして渋谷ジャックなど、メディアミックスやコラボ企画が怒涛の勢いで展開している状況だ。
■子供たちは『OP』と『ドラゴンボール改』でテレビに釘付け!?

なお『OP』アニメの視聴率も再上昇しているようだが、現時点では放送時間帯の移動はなさそうだ。『OP』の前番組が、同じく国民的人気作品であり、尾田さんが最も尊敬する漫画家でもある鳥山明さん原作の『ドラゴンボール改』だからだ。

 ドラゴンボールは、大人買いして、一気に読んでしまったな。おもしろかった。
ワンピース・・まだ・・全巻読んでません。もったいなくてさ。

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