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日本のテレビと比べものにならないほどシビアなCNN、BBC

●日本政府の言っていることは慰めになっていない

 海外メディアも24時間態勢で「Japan Earthquake」として報じている。とくにBBC、CNN。

 ひとつは地震の規模についてだが、日本はマグニチュードを7.9としたが、その後、修正されて8.4になり、さらに8.8とした。だが、BBCとCNNはともに当初から8.9だ。日本は13日正午頃、9.0と再修正したが、海外の方がより正しかったわけだ。

 また、日本のメディアとは比べものにならないほどシビアなのは原発に関してである。

 福島第1原発の爆発についてはこんなふうに報道している。例えば、12日昼(日本時間)のCNNは「メルトダウン トゥ カウントダウン」としてこう報じた。

「冷却水を炉心にどれだけ入れられるのか。放射能漏れがあって、この世の終わりということになったらどうするのか」

 同じ時間帯のBBCは「原発2カ所で緊急事態宣言です。数万人が避難しています」。

 また、爆発が起きて海水で冷却しているといわれた12日23時にBBCが「放射能がどのくらいどちらの方向にいっているかわからない。日本政府はいろんなことを言っていますが、慰めにはなっていません」と伝える一方で、13日昼時点のCNNは「SFみたい。炉心溶融は危険なわけで海水を注入して冷却するというのはどうしようもない手段です。いかに必死かがわかります」と専門家を出演させて伝えた。

 いずれもチェルノブイリ、スリーマイルなどの事故と比べながら、福島原発はそれ以上の事態を懸念している。日本政府の見解については「矛盾している」とバッサリである。NHK、民放が政府にまともに真相を追及できず、経済産業省の会見などを垂れ流しているのと比べて大違いだ。
(引用元 日刊現代)

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