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テレビのプロ…和田勉さん「どんどんヤラセをやって…」

山崎努(74)が敏腕商社マンを主演したドラマ「ザ・商社」が話題を呼ぶなど、サラリーマンの共感を呼ぶ作品も手がけた和田勉さん。

 NHKを定年退職した際には夕刊フジの取材に、「定年って普通、そんなに暗いんですかねえ」と持論を披露。

 「ボクの場合、とりあえず悔いなくドラマが作れた。今は34年間で自分のためてたものがなくなってスッカラカンになってる状況。それをこれから勉強して埋めていけるんだから気分良いですよ、こりゃ。ボクの第1の人生はこれからです。ガハハッ」

 その言葉通り、“定年後”のサラリーマンを自身の明るいキャラクターで勇気づけた。

 ひとたびドラマの話になると、熱い気持ちがいつもたぎっていた。

 「報道はホントの本当を伝えるもの、ドラマはウソでしかいえない本当のことを伝えるべきもの。そんなヤラセの極致であるべきドラマが本当のことをストレートにやりすぎる。ストレートすぎるからスケールもちっちゃくなっておもしろくないんだよな。報道の方がドラマの領域にまで出てきてヤラセをやっちゃうんじゃない? しかし、それじゃあまずいから、ドラマでどんどんヤラセをやって、大いなるウソをつき続けたいね」

 皮肉たっぷりの逆説的な物言いながら、常に本質を突いたテレビのプロだった。

ガハハハ!合唱。


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